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雨【5】おまけ フジヒラ
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びしょびしょの俺たちはとりあえず俺の家へ避難した。このままフジを家に返したら、今度はフジが風邪をひきそうだ。
「はい、フジ。タオル」
「あ、ありがとう。ヒラ」
俺たちはまだ少し気まずくて、無言が続いてしまう。
この状況は非常に苦しい…何か喋らなくちゃ…
えーと、えーと…
「あのさぁ…ヒラ」
喋ろうと思ってたら先に言われたからちょっと動揺してしまった。
「えっ!?あっ、何?」
「エッチしない…?」
「は…?えっ、フジ何言ってんの…今の今まで修羅場だったんだよ?その神経ちょっと分かんないや…」
「だ、だよね!でも…さ。なんか早くヒラで上書きしたいって言うか…」
「俺で上書き?」
「そう。早くこの忌々しい記憶を消したくて…」
「それ浮気してたやつが言うセリフかなぁ?」
「あ、えっと…ごめんなさい…大人しくしてます…」
正直、フジの無神経さに飽き飽きした。
今まで超喧嘩してたのに、エッチしたいって普通言うかな!?
でも記憶を塗り替えたいのは、分かる。
俺も早くフジがあの女の人とヤった記憶を消したくて消したくて仕方がない。
(ここはフジの提案に乗ってやるかぁ)
「あのさ…いいよ、フジ。エッチ…しよ?/////」
(これ言う方は言う方でなんか恥ずかしいよなぁ…)
「ほ、本当!?え、いいの!?」
「フジが言ったじゃんか!それとも俺のことからかったわけ…?」
「そんな事ない!絶対ない!でも以外で…まさかいいよって言ってもらえるなんて…何か恥ずかしくなってきた…/////」
「そ、それは俺も同じだし!/////言うの恥ずかしいんだからね!で!やるの?やらないの?」
「やる!やります!」
「じゃあ、さっさと…してよ/////」
「うん…/////」
フジが俺の頬に手を伸ばす。
つーっと頬をなぞるとくすぐったくてゾクッとした。
「ヒラ、緊張してる…?」
「す、少しだけ…」
「俺も…」
「何それ…?そっちが言い出したのに」
俺たちはお互いふふっと笑った。
フジは少しずつ近付いて来てそっとキスし始めた。
道端でしたのとは違う、深いキス。
久しぶりで体が敏感に反応する。
「んっ…/////はっ…あっ…/////」
静かな部屋に響き渡る音を聞くと顔が火照っていく。
10秒くらいしてフジが離してくれた時には軽く酸欠になっていた。
「はあっ…/////フジ…長い…息続かないよ…」
「あっ…ごめん…ヒラに夢中で全然気付かなかった…」
「べ、別にいいけどさ…/////」
「ねぇ、ヒラ。続きしてもいい?」
フジの目が獲物を捕らえる目になったので、俺は黙って身を委ねることにした。
どうせ、今から嫌って言ってもやるんだろう。
「フジの好きにして…いいよ?/////てか、聞かないでよ!恥ずかしなぁ…もう/////」
「恥ずかしがってるヒラ可愛い…好きだ…」
「やっ…/////フジ…そこ摘まないでって…んっ/////」
フジは俺の乳首をギュッと摘んできた。
突然の快感に声が漏れる。
「ここ嫌なの?本当に?下は正直みたいだけど?」
フジがにやっと笑って俺のものを掴む。
「んぅ…/////フジの…っ…意地悪…/////」
「ヒラにだけだよ。で、これこのままでいいの?辛くない?」
「つ…らい…/////」
「じゃあ、どうしたらいいか分かるよね?」
「っ…/////もっと…強く…して/////」
「何を?」
「俺の…を/////って言わせないでよ…バカフジ…/////」
「ごめん、ごめん。ヒラが可愛すぎてちょっと意地悪したくなったんだ。とりあえず一回イっとこっか」
「ひゃあっ/////ちょ…フジ…/////いきなりそんな強くしないで…/////も…イっちゃっ…/////んんっ/////」
俺のお腹に精液が飛び散る。
「ヒラ、気持ちよかった?」
「う…ん…/////」
「じゃあ、後ろ触るね」
そう言ってフジは指にローションを垂らして、俺の後孔に指を入れていく。
「んっ…/////はあっ…/////」
「ヒラの前立腺はどこだったかなー?…あ、見つけた」
「あっあっいやっ/////フジ…そこいやだっ/////」
フジが前立腺をゴリっと押す。
「ん?でもヒラここ好きでしょ?何が嫌なのー?」
「いやじゃ…ないっけどぉ/////フジ…のが欲し…い/////」
「あー/////ヒラ可愛すぎ…/////」
フジが指を抜くと糸が引いていて、恥ずかしかった。
「入れるよ、ヒラ」
「うん…きて/////」
フジのが中に入ってくる。
「んっ/////っあ/////はいっ…たぁ…/////」
「ヒラ大丈夫?苦しく…ない?」
「うん…大丈夫だよぉ…/////それより…フジ…もっと激しく…動いて…いいよ?/////」
「あー、本当にヒラ可愛い/////ごめん、ヒラ。我慢出来そうにないかも…/////」
「あっやあっ/////いきなり動かないでっ/////んっ…っあはあっ…/////フジの…で俺ん中…/////いっぱいで…嬉しい/////」
「はぁ…/////そんな可愛いこと言わないで…もう…やばい…から/////」
「フジ、イくの?/////一緒…にイこ?/////」
「うんっ/////ヒラっ…イ…く/////」
「俺もイくっ/////あっ/////んああっ/////」
中に精液が注がれてるのを感じて嬉しくなった。
俺はフジのものだって証が出来たみたいで。
そしたらフジが急に泣き出してしまった。
「えっ…どうしたの…?フジ?」
「憎いんだよ…こんなに可愛くて健気なヒラを少しの間でも裏切った自分が…許せなくて…ごめん…ヒラ」
「まだ気にしてたの…?フジは優しいね…そうやって思ってくれるだけで俺は幸せだよ?だから…もう俺のために泣かないで…」
「うん…でも…俺…」
「だってフジ約束してくれたじゃん。もうずっと離さないって。そばに居てくれるって。その約束…守ってくれるんでしょ?」
「うん…もちろん守るよ…!ヒラが大好きだもん…」
「守ってくれるならもうフジが謝る必要ないよ。もう疲れたでしょ?一緒にさ、寝よ?」
「うん…ありがとうヒラ。大好き」
「俺もフジのこと…大好き」
そうして俺たちは深い眠りについた。
今までのあの忌々しい記憶を忘れて、ぐっすり寝た。
今俺たちは幸せだ。
1度晴れた空はまた雨が降り出していた。
でもその雨は音もなく、優しく地面に降り注いでいた。
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