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☆二輪挿し(甘々Ver.)続編 フジヒラ
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主が優柔不断なためヒラにどっちと付き合わせたら良いか決めかねてしまっていたのでフジヒラ、キヨヒラ、3人の3パターン書くことにしました。こんな優柔不断な奴を許して下さい…こちらはフジヒラのVer.ですのでよろしければ進んで下さい!
――――――――――――――――――――――――
はい、どうもーヒラでーす!
皆覚えてるかなぁ?俺の初めてが奪われてしまったあの時の話を…はぁ…童貞非処女か…
いや!そんなことは置いといて!結局あの時はどっちと付き合うか考えてなかったんだよね。
でも、ある日の出来事で今どっちかとお付き合いさせて貰ってます。とりあえずある日の出来事が何かって言うのから話すね?
その日は普通に大好物のサーモンを買いに行ってたんだよね。で、家に帰ったら何故か玄関前にフジが居て何で居るの!?ってびっくりしたのもつかの間でフジはサーモンを玄関前に置くと俺の腕を引いて駅に向かったの。
あぁ、俺の愛しいサーモン…冷蔵庫に入れたかった…
じゃなくて!フジに引かれるままに電車に乗ってたんだけど、そこから会話を再現するからね。
「フジ?どうしたの?急に…」
そこまでずーっとフジは無言だったんだよ?何か怖くない?
「ヒラ、着いてきて欲しい所があるんだ」
「どこ?」
「内緒」
「なんだそれ…」
その時はそれだけしか会話しなかったんだよね。電車の揺れる音と他の人の話し声しか聞こえなくて寂しく感じちゃったなぁ…
で、しばらく電車に揺られて着いたのは水族館。
水族館は久しぶりだった。フジが中に入ろうと言うので2人で中に入った。
「うわー!超キレー!ねぇフジ、サーモン!サーモン!」
「ヒラ超はしゃいでるね。楽しい?」
「え、うん。超楽しいよ!久しぶりに来たし!でも、何で水族館に連れてきたの?」
「まだ内緒。さ、前に進も!」
「変なフジ…」
全然理由を教えてくれなくてもう、もどかしくてしょうがなかったよ!まぁ、その後は普通に水族館楽しんだけどさ。
「はー、超楽しかった…」
水族館から出てきた頃には時刻は4時になっていた。
「それ良かった!じゃあ、ヒラ。次行こっか!」
「つ、次!?まだどっか行くの!?」
「うん!ほら、着いてきて〜」
「お、おう…!」
まだ行く所があると言うのでまたフジと電車に乗って目的地に向かった。
「次はここ!」
「おぉ…これは…いっぱい花が咲いてる…何ていう花なの?」
そこには小さな白い花がたくさん咲いていた。
「ナズナだよ、綺麗でしょ?」
「うん、白くて凄く綺麗…これを見せるために連れてきたの?」
「うん、そうなんだ。ヒラみたいだなーって思って」
「俺みたい?でも、俺こんなに白くないよ?あ!小さいって遠回しに馬鹿にしてんのか!?」
「違う違う!断じて違う!」
「じゃあ、何なの?どこが俺みたいなの?」
「ほら、可愛いでしょ?すっごく。綺麗だし。綺麗で可愛い。最強じゃん!」
「それって俺が可愛いってこと…?」
「うん、そういうこと」
「あ、ありがとう…/////」
うーん…フジに言われると他の人に言われるのよりも嫌な気持ちしない…むしろ、嬉しい?みたいな…
「でさ、ヒラ。ナズナの花言葉って知ってる?」
「ううん、知らない。どんな花言葉なの?」
「ナズナはね…」
そこでフジが俺に近づいて、耳元で呟いた。
「あなたに私の全てを捧げます」
愛の告白にも聞こえるその言葉は俺の心をときめかせるには充分だった。
「っ…!み、耳元で呟かないで…!なんか…ドキドキする…/////」
「ドキドキしてくれていいんだよ?俺はヒラに全部捧げたいの。身も心も全部。だってね、ヒラ。俺はヒラのこと愛してるんだよ」
愛してると突然言われて心臓が飛び跳ねた。鼓動がうるさくて、顔が熱くなる。
好きって言葉は日常生活でたくさん言われてきたけど、愛してるはあんまり無かった。
そのせいなのかもしれない。白く小さな花に囲まれて、タイミングばっちりとでも言うように夕日がフジを照らしてる。
フジの方が俺なんかよりよっぽど綺麗だ。
「ヒラ、返事…聞いてもいい?」
返事が欲しいと言われても今言えるのはこれだけだ。
「俺も…愛してる…/////」
夕日の中に溶け込んでしまいそうなフジに愛してると返した。自分の心より先に口が勝手に動いたみたいだ。気付いたらもうその気持ちに歯止めは聞かなかった。
「じゃあヒラさえ良ければ付き合ったり…とか…?」
「よ、よろしくお願いします…/////」
「えっほんとに!?えっ、俺なんかでいいの…?」
「フジが…いいの/////」
「やった!やった!なまら嬉しいべ!ヒラ、愛してる」
「俺も…愛してる/////」
そんなこんなで結局お付き合いすることになったのはフジでした。
あ、後日ちゃんと最俺の仲間にも報告したよ?キヨは意気消沈してたなぁ…でも最後は応援してくれたんだ!キヨは凄く優しいよね。俺のこと好きになってくれてありがとう。
俺は優柔不断だし、取り柄もこれと言ってないけどフジが一緒に居てくれればきっと大丈夫だ。あの優しい笑顔で、綺麗な瞳で包み込んでくれる。
愛してるよ、フジ。
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