アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
6 ※
-
ヤマグチさんは水をあおると、ボトルを棚へと置いた。腕を掴まれ、そのままベッドへ倒された。
やや強引に唇を重ねると、ケイの唇へと押し入った水が口の端から一筋溢れた。
ヤマグチさんの体温でぬるくなった水が、相容れない異物のように感じて、苦しくなる。
「下手くそ。」
「生意気だ、ガキ」
噛み付くようなキスをされ、首元へと顔を埋められる。啄ばまれ、唇が赤い花を咲かせていく。
「見えるところに痕は付けないで」
言葉は確実にヤマグチさんの鼓膜を震わせたはずなのに、何1つ返事はない。荒い息と、クーラーから発せられる生ぬるい空気が重なっていた。
発育途中の華奢な身体に、覆いかぶさる獣。
俺は美しい。そして、この人は醜い。
優しく、嬲るように耳を噛まれる。
耳元でクーラーより熱い空気がざわめく。
熱っぽい指は、突起を摘み上げた。
「あ」
変声期に入ったばかりの声が震える。
風呂上がりの火照った体、備え付けのシャンプーの匂いに混じった微かに甘い香り。
薄桃にふっくらと色付いた突起を口に含み、片方を指でいじめる。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 23