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ふたりっきりの生活が長引いて一週間がたった。
相変わらず、和馬の帰りは遅く、俺のモヤモヤな気持ちは積もるばかり。
…なんで俺がこんなにモヤモヤしないといけないんだ。
もう直接聞いてやろう。
『なぁ、和馬。最近すごい帰り遅くね?なんで?』
「へ?そんなことないですよ。あ、真尋兄さん!今日のご飯は何にしますか?」
『話そらすな』
「そらしてませんって!」
『嘘だ。ホントのこと言えよ。もうモヤモヤすんの嫌なんだよっ!毎日毎日、もしかしてお前に彼女が出来たんじゃないか…とか、俺のこと好きって言ってたのも嘘だったんじゃないか…とか。お前はもう…俺のこと…好きじゃなくなった…の…か?』
やばい。今までのが溜まって、涙が…。
胸がチクチクする。
やっぱり…俺、和馬のこと……
好きなんだ。
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