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ハロウィン
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真尋said
今日は10月31日、ハロウィンだ。
母さんと父さんはふたりしてイチャイチャと食事に行ってしまい、家に和馬と二人きりだ。
「真尋兄さん!HappyHalloweenですね!それで俺、今日のデザートにパンプキンケーキ作ったんすよ!はい、どーぞ♪」
和馬がカボチャのオバケの形をしたケーキを持ってきた。
見てるだけでも美味しそうなのがわかる。
『おぉ!美味そう!いただきまーす』
パクッ
『んー、美味しいっ!』
食べた瞬間から口の中に甘さが広がって、凄く美味しかった。
それに、和馬が作ったものだと思うと、全部独り占めしたい。
「真尋兄さんが喜んでくれて良かったです。…あ、真尋兄さんクリーム付いてますよ」
そう言われて、どこ?と聞く前に頬に和馬の舌がつたわる。
「…んっ、美味しいですね。真尋兄さん」
『ばっ…お前は…、口で言えばわかるからっ///』
口で言えばいいのに、こうやって和馬は俺の反応を楽しむ。
こっちは恥ずかしくて、心臓がうるさくて仕方がない。
「真尋兄さん」
『な、なに?』
「Trick or Treatです」
『…え?』
やけに発音よく言われたトリックオアトリート。
どうしたらいいのかと固まっていると、
「お菓子くれなきゃイタズラ、しますよ?」
そのイタズラが和馬が言うとエロく聞こえる…。
『あっ、ごめ…俺、お菓子用意してない…』
「じゃあイタズラ、しますね」
そう言って和馬がじりじりと近寄ってくる。
『え、いや、あの和馬……ンっ』
和馬がいつもより長くキスをしてくる。
…もう、息ができないっ…
和馬にもう無理と叩いて伝えるも、なかなか離してくれない。
暫くしてやっと離してくれて、息を思いっきり吸う。
「真尋兄さん、ハロウィンが終わるまでいっぱいイタズラしてあげますね?」
今夜、俺は大変な事になりそうです…。
Fin
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