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いい兄さんの日⑴
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真尋side
今日は勤労感謝の日の為、学校が休みで和馬とデートに行く約束をしていた。
やっぱり家が一緒だと待ち合わせする必要が無いからいいよな。
しかし、その和馬が一向に下に降りてこない。
どうしたんだろ…
『和馬ー!和馬!起きてー!』
「……」
まだ寝てるのかな…?
気になって和馬の部屋の前に着く。
『和馬?どうしたの?入るよ?』
「真尋兄さん!?入らないでください!!」
『なんで?』
「すいません、今日約束してたのに…とりあえず、今日1日はこの部屋に入らないでくだ…ゴホッゴホッ」
『和馬!?』
和馬の苦しそうな声を聞いてすぐさまドアを開けて部屋に入ると、ぐったりとした和馬がいた。
「兄さん、移るから入ってくんな!」
初めて聞いた和馬の怒鳴り声に怯んだけれど、俺は無視をして和馬に近寄る。
『大人しくしてな、こういう時は頼ってよ。ね?』
渋々と言った感じで受け入れてくれた和馬。
さて、こうなったらやるべき事は…
「真尋兄さん?どこに行くんですか?」
『え?やっぱり看病と言ったらアレだろ』
よし!和馬の為に一肌脱ぎますか!
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