アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
13、
-
嫌われようと意気込んだはいいが…
どうやったら嫌われるんだー!
わかんねー。綺月に聞くか?
いや、またバカにされるに違いない。
どうしよぅ…——♪~♪~
ん?電話?
あ、お母さんだ。
『もしもし。』
「あ、真尋?あのね、お母さん、再婚することになったの!!」
『え?……そっか、やっと決まったんだね。おめでとう!お母さん!』
お母さんが前からお付き合いしているということは知っていた。
お父さんと別れてから空っぽのようになってしまったお母さんが、その人と付き合い初めて笑顔が増えていくのを側でみていたのでよりわかった。
だからこそ、お母さんが再婚すると嬉しそうに話すから俺まで嬉しく感じる。
俺が9歳の時から女手一つで育ててきてくれたから、お母さんには絶対に幸せになって欲しいしな!
それに、俺はお母さんの笑顔が何より好きだしな!
「ありがとう!……それでね、真尋に言わないといけないことがあるの。」
言わないといけないこと?
「あのね、相手の方の方にも子供さんがいらっしゃってね、あなたより年下なんだけど……。」
『そんなの気にしないよ!それに、弟が出来るなんて、逆に嬉しいよ!! お母さんは遠慮しすぎ!俺はもう高校生だから、俺のこと気にせずお母さんの好きなようにしたらいいよ。』
「真尋…ほんとにありがとう!今日の夜、真尋に会わせたいの。だから今日は早く帰ってきてね!」
『うん、わかったよ。』
———ピッ
お母さんが再婚か~、相手はどんな人かな…?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 77