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「和馬くん、真尋起こしてくれてありがとね~。助かったわ。」
「いえいえ、大丈夫っすよ。」
…お母さんがこの刺客(黒崎)を送ってきたのか。
お母さん!こいつに頼むんじゃね~!
母よ…あなたの息子はこの後輩くんに狙われているんですよ!?
———『ご馳走さまでした…。』
ご飯中、ずっとお母さんと康さんの馴れ初めを永遠に聞かされ、ご飯を食べるだけなのにすごく疲れた…
もう、部屋行って休も…
「真尋兄さん、もう行っちゃうんですか?」
『…。』
「真尋兄さん?」
『その呼び方やめろよ。』
「兄弟だからいいじゃないっすか!だから、兄さんも名前で読んでください」
『………か、………かつら…。』
「いやいや、俺、和馬なんですけど、かつらって…ハゲじゃないっすか!!それに…コソッ頑なに言わないのは逆に怪しいっすよ?ニコッ」
こいつ…確信犯だ!!
いいたくない…けど、言わないとお母さんに怪しまれる……仕方ない…
『か、和馬。』
「はい、真尋兄さん!あ、宿題教えて!」
『…いいよ。部屋行こ。』
「あら、いつの間にか仲良くなっちゃって!お母さん嬉しいわ!」
いや、仲良くなってねーよ?
これのどこを見て仲いいと思ったんだ…?
うちのお母さんはよく分からない。
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