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千尋のわけ
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千尋「あ、もしもし?」
千鶴『もっしもーし』
千尋「どこいるの?」
千鶴『んとねー天音ん家』
千尋「え?天音くんもいるの?」
千鶴『当たり前じゃん!いないのに天音ん家くるわけないでしょ笑』
千尋「あ、そうだよね。 他に誰かいる?」
千鶴『俺と天音ときーくんとユウ&コウ!』
千尋「なにしてるの?」
千鶴『コウがきーくんのこと気に入って、お話したいって言うからとりあえず天音の家きて、お話してるよ!』
千尋「なにそれ。そーゆー意味で気に入ったってこと?」
千鶴『見た感じそうっぽいよ』
千尋「そっか。じゃあ今から向かうからお家にいてね」
千鶴『はーーい!』
何してるんだ。
というかコウくんはゲイだったのか……いや、ホモだよな。
しかも相手が春輝とか。
春馬に怒られるぞ……いや別に怒りはしないか。
春馬「はぁ」
天哉「ちっ」
天翔「どうやら一緒みたいだね」
千尋「そのようで」
天哉「なんで俺んちいるんだよ」
千尋「まあとりあえず行きましょう」
__________桜庭家前
天哉「待ってろ」
千尋「本当に目の前だったんですね」
天哉「嘘ついてなんの得がある。タコが」
千尋「そうですね」
天哉「荷物どうする?どうせ目の前だし置いてくるか?」
千尋「どうしますかね……チカちゃんどうする?」
千景「兄ちゃんが置きにいくなら行く」
千尋「じゃあ行こうか」
千景「うん」
千尋「行ってきます」
天哉「だったら勝手に入ってこいよ。入ってすぐにリビングあっからよ」
千尋「え、でもそれは……」
天哉「インターホン押されてわざわざ行く方がめんどくさいわ」
千尋「…わかりました。勝手にあがらせてもらいます」
天哉「おう!」
千尋「うわ」
天哉「うわってなんだよ。うわって。」
千尋「あ、そのすみません。初めて笑顔を見たものでして」
天哉「え、俺今笑ってたか?」
天翔「思っきし笑ってたよ。珍しいね天哉が人に笑顔を見せるなんて」
天哉「家でも笑わねえからな」
天翔「ね」
千尋「そうなんですか……貴重なものを見せてもらいました」
天哉「本当に貴重だな。もう一生見れねえかもしんねえもんな」
千尋「しっかり頭に焼き付けておきます♪」
天哉「やめろ…つか、俺もお前の笑顔見たことねえぞ」
千尋「何言ってるんですか。今もこうして笑ってるじゃありませんか」
天哉「それは笑ってるって言わねえよ。作り笑顔っつうんだ」
千景「言っても理解しないよ。もうずっとこの調子だから。俺らも本当の笑顔を見たことない。最後に見たのは小学2年の頃かな」
天哉「そんなに前なのな」
千景「本人はいつからとか気にしてないみたいだけど、ってか忘れてるっぽいから」
天哉「敬語のことも関係してるのか」
千景「おそらくね」
天哉「ってか今更なんだけどよ」
千景「ん?」
天哉「よく喋るなお前」
千尋「チカちゃんね人見知りなの」
千景「こうしていい人だな、とか慣れてきたりすると大丈夫なんだけど」
千尋「そうなるまでが長いんですよね」
天哉「すまん。話ズレた」
千景「あ、うん。他に知りたいことある?」
天哉「詳しく知りたい」
千景「……いいよ」
天哉「みんな揃ってからにするか」
千景「そうだね。俺達兄弟の事情を知っておいて欲しいし」
天翔「とりあえず合流だね」
天哉「そうだなー。荷物置いたら来いよ」
千尋「はーい」
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