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16話 sideP
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「……」
僕は自分の部屋のベッドに寝転がっていた。
いつもなら明日の授業の予習をしている時間だ。
あの後、普通に部活を終わらせてそれぞれ別れた。
帰り道1人だからこそいろんな事を考えていた。
いろんな事といっても今日は同じ事しか考えていなかった。
つわはすさんとれとさんが2人で、……いや、実際はきよ君もいたけど……話しているところを見ただけ。
それだけなのに、嫌な気持ちになった。
なんかもやもやした。
昔、お姉ちゃんに借りた少女漫画でこんな気持ちになっているヒロインを見た気がする。
「……なんだっけ、こういうの」
こういう気持ちを、なんて言うんだっけ。
呟いた声に応えてくれる人はいなかった。
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