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束縛
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悠くんを学校に送り出した、一人の時間。
仕事をするためにパソコンを開くも、く
全くと言っていいほど手に着かなかった。
仕事。仕事。
そう思いながらもやっぱりパソコンに向かえなくて…
ふとスマホに手をかけると、そのスマホが小さく震えた。
ん?メール?
スマホを慣れた手つきで開き、メールを見ると、
案の定メールが一件来ていた。
『時間出来たからランチ行こうか。
俺の近くの店でいい?』
俺の頬が緩んだのが分かった。
『行く!どこ?』
急いで打ち込み、送信すると、
すぐに返事が返ってきた。
『○駅の近くに新しい店出来てただろ?
ちょっと遠いけど来れるか?
俺がおごってやるよ』
新しい店…?
あぁ…あのフランス料理屋か。
でも高くないか?
そこ。
『いいの?』
『じゃあ1時にそこな』
そこそこ強引に決められ、
俺は遠慮をする暇もなかった。
でも、
まっいっか。
時計を見るとまだ9時。
今度は別の意味で仕事が手に着かなくなってしまった。
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