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束縛ー2ー
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「じゃあ兄貴行って来るよ。 悠も一緒だから」
「うん。 はる兄、行ってきます」
先生になんて返そうか。と、廊下で携帯をいじっていた俺は、
2人の弾んだ声にイライラを募らせた。
昨日の出来事なんかすっかり忘れてしまっているのか、
とわにしっかり手を繋いでもらいながら、仲良く家を出て…
あぁ、もう…
なんか…
わかんない。
イライラしてるのか?
嫉妬してるのか?
でも全部全部俺が悪い?
いつの間にか手を強く握りしめていたようで、
手を開くと、手のひらには、くっきりと爪の痕がついていた。
遥はその痕をじっと見つめると、
舌打ちを繰り返して、壁に手を力の限り叩きつけた。
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