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束縛ー2ー
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悠くんにいつ言おうか。
なんて言おうか。
なんて言って許して貰おうか。
悠くんに、悠に、 悠に…
悠は俺にあんなことされて
辛かった?
苦しかった?
悠、悠は…
頭の中が、昨日のあの瞬間の悠の苦悶に満ちた表情で満たされたとき、
俺は思わず車の鍵を手に取っていた。
着替えることもせずに車に乗り、すぐにエンジンをかける。
もちろん向かうのは悠の学校。
何て言おうか。なんてまだ考えてない。
話せるどうかもわからない。
でも、
俺が「帰るよ」って言えば、
悠は何をしてても「うん!」と俺の手を取ってくれそうで…
勝手に緩む頬に嫌気が差した。
そうこうしている内に、学校の校門が見えてくる。
少しだけアクセルを踏み込んだ瞬間、
目の前に子供が飛び出してきた。
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