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すれ違い
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「遥さん…?」
ベッドの上で、膝を抱えながらビクビクと肩を震わせる悠。
怖い夢でも見たのか?
まぁ違うな。
兄貴となんかあったんだろ…
「兄貴じゃない。俺、兄様のほう。 どうした?なんかあった?」
「…っ、別に…」
「そう。 じゃ、荷物向こうあるから立って」
「ありがと…」
頭をポンと撫でてから手を差し伸べると、
悠はふらふらっと立ち上がった。
顔色悪いな…
大丈夫か?
「悠、兄様とデートでも行こっか」
「デート?」
「まぁ、だだの買い物だけどね… スーパー行く?」
「行く…」
顔色悪くて心配だからと手を繋ぎ、
兄貴に行ってくると告げて、家を出た。
ーーー
この後、
「行かなきゃ良かった」
なんて、
俺は酷く後悔することになるのだ…
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