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束縛
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「…はい。 今から迎えにいきます」
スマホをポケットに直しながらため息をつくと、
先生はどうした?と俺の顔を覗き込んできた。
「悠くんの体調が悪いって。 迎え行かなきゃ… はぁ、まだ食べ終わってないのに」
「お兄ちゃんは大変だね… 行ってあげなよ」
ニコッと笑う先生に対して、
俺は頬を膨らませて下唇を噛んだ。
「ほらほら、唇噛まない」
そう言って先生は俺にキスをする。
先生がこんなことするから。
やっぱり行きたくないよ。
先生の舌に俺の舌を強引に絡ませ、
俺は主導権を握る。
「やっぱり俺、行かない。 食べ終わったら行くから。ね?」
唇を離して上目遣いで先生を見つめると、
先生は困った顔で俺の頭をわしゃわしゃしてくれた。
「俺は遥と居れて嬉しいけど… 知らないよ? いいの?」
「いいの。 先生好き」
「俺も好きだよ」
メインも食べ終わり、美味しいデザートを食べ(先生のキスも貰った)
コーヒーまでしっかり飲んだあと、先生と別れて車に乗り込んだ。
はぁ、離れたくなかった。
本当なら、あと30分くらい一緒に居れるのに。
お話したり、ショッピングとか。
なんで俺が“お兄ちゃん”?
あぁ、俺がそれを望んだのだった。
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