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保健室
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「バカ。生徒のことを下の名前で呼ぶ訳にはいかないだろ?」
「ふーん。でもさっき言いそうだったじゃん」
別にいいんだよ、俺は。
先生の『生徒』じゃ無くなっても。
むしろ生徒と先生の関係いやなんだけど…さ?
「それは…いや、だって…」
適当に最もらしい嘘つけばいいのに…
本当、
嘘付けない先生って…可愛い。
「別にもういいや。でもさ、俺、好きなんだよ?先生のこと」
言わなくても分かって欲しかったけど…
ってか、どうせ振られるだろ?俺は。
先生は誰かわかんない人に「好き」って言ってたから。
「それ、どう言う『好き』?先生として?」
こんな冷静に聞き返されるとは思ってなかった。
どう言うって決まってるじゃん。
「好きなの。先生としてじゃないよ?好きなの」
先生は黙って俺を見つめ、五秒くらいたってから、
赤面し始めた。
「ちょっと待って…橘、いや、とわも?えっ…あっ橘が?えぇ!!」
動揺し過ぎだろ。
断ればいいだけなのに。
ってか『も』ってなんだよ。
『も』
って…
期待しちゃうじゃん。
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