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男子校生なら1人の買い物なんてできて当たり前かもしれないけど、一琉の背後からは昔に見た小さな子供がお使いへ行く番組の音楽が幻聴で聞こえてきてクレインは笑いそうになるのをこらえる
「2人は?一緒じゃないのってよくあることなの?」
刻景も六花も一琉には過保護だと思っていたので2人とはぐれてここにきてる可能性も高く心配させてるんじゃないかと気にかかる
「2人はもう寝たん、僕も寝ようとしたけど寝れんくて暇やから…」
成る程とクレインは頷く、なら2人はここに一琉がきてることすら知らないということで……
「星川君が1人で買い物ちゃんとできてるとこ見てようかな」
「!…いーよ!」
一琉は嬉しそうにそう言うと他に買うものはないのかくいくいとクレインの腕を引いてレジへ連れて行く
一琉を1人にさせて妙なことに巻き込まさせるわけにはいかず同行したけど、慣れない手つきでレジで支払いをしてレシートをもらいお礼をいって……隣で見ていた自分にドヤ顔する一琉が可愛くてついに吹き出してしまう
ちゃんとできたから褒めて欲しかったのに笑われて…しかも2人のやりとりを見ていた店員にも笑われて一琉はわかりやすく拗ねる
「ごめんごめん、うん……よくできました、上手にできてたよ」
笑いを止めた後でちゃんと褒めてあげれば一琉はえへへーととろけるような笑顔を見せた
子供といってももう高校生なのにクレインはつい一琉を子供扱いしてしまう、一琉は子供扱いされてることに気づいてないのかそれでも嬉しいのか反応がおもしろい
一琉はクレインの後をついて購買から出たけど…さっきまでの笑顔をけしてしょんぼりと下を向く
「会長も……もうおやすみする?」
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