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「僕会長と一緒に食べたかった、なんで先食べたん?」
クレインは首をかしげ…紅茶に伸ばそうとしていた手を下ろす
そしてごめんと笑いながら謝った、けど一琉は先に食べていると怒っているけど実はそうではない
「俺は食事はしないんだ…ほら、吸血鬼だから」
「あ…ご飯血やから?食べんの?」
なるほどと先に食事を済まされた訳じゃないとホッとする
「食べられるのは食べられるんだけどね、けど栄養が吸収できないし空腹が満たされるわけでもないから」
紅茶をよく飲んでるのも別に好物なわけじゃない
みんなが食事をしたりティータイムをする中で1人でぼーっとしてるのは気を使わせるので場に馴染むために嗜んでいる
もちろん外食で人と食事をするときはきちんとご飯を食べている
「ふぅん、でもお料理できるんすごいな」
「あーうん………知り合いの…子供の、世話したり…暇だったし…あ、朝はホットドリンク飲むのも聞いてるから、あとでうちのオーブンレンジの使い方教えるよ」
毎朝日課にしていたホットドリンクをのむ習慣が続けられることに一琉は喜んだ
ーーー………
六花と刻景はまだ登校してこない一琉を気にしてそわそわドアの方を見ていた、クラスメイト達は今日は一琉が一緒にいないことに気づき心配してるけど2人がそわそわしてるので聞きづらい
「一琉…寝坊してないかな」
「そこは大丈夫だろ、六花じゃあるまいし」
そう待ってると廊下からきゃあきゃあ騒がしい声が聞こえてきてきっとクレインと一琉がきたんだと2人はホッとするが……
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