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入学式当日
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20xx年…この世界では人間…そして今まで姿を隠し空想上の生き物とされていた妖怪や怪人達、そして人間と異なるものの間に生まれた混種が手を取り合い、時には争いながら生活していた。
人間と純種、そして混種が一緒になって勉学に励む唯一の男子校である三巴学園、今だ3つの種族の間にいがみ合いが絶えないことから少しでもお互いを知る種族交流を目的に作られたとされる創立まもない高校だ。
まだ少し肌寒い4月の春…今日はどこの学校も入学式で忙しい、三巴学園も異例なく新しい顔がやってくる日でまだ入学式の時間には早いもののその準備や段取りの確認で教師や一部の委員会、そして生徒会役員は早起きして作業に追われている
ーーー…三巴学園生徒会室…
毎年その年の生徒会は総合成績の優秀さやカリスマ性で選ばれるため必然的に能力値が優れている純種、混種で固まってしまう
今窓を開けて…もうすぐここから見えるあの校門を新入生達が不安と期待を胸にくぐってやってくるんだろうなと穏やかに目を細め眺めているこの学園の生徒会長、クレイン・エインズワースも人間ではない
「早起きは苦手だけど今日は珍しく目覚ましより早く起きれたんだ!早く新入生達に会いたいなぁ…みんな緊張してるだろうけど早くここでの生活が楽しい!この学校に入学してよかった!って思ってもらえるように頑張ろうねみんなっ!」
いいながらクレインは爽やかな笑みを浮かべ後ろを振り返る
そこには同じ生徒会役員がいる、1人は質のいいソファに寝転び1人は朝食のサンドイッチをばくばくと頬張っていた。
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