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新入生3人組
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真新しい制服を着た新入生が期待と不安に胸を一杯にして三巴学園にやってくる
その気持ちは3種族ともかわりはない、ちなみに3種族はほとんど外見に違いがなくちらちらと動く目線は『あいつは人間か?』『あそこにいるあいつは人間じゃなさそうだな』と探り合っている
そんな中で多くの視線を集めている3人組がいた
「ふぁあ…まだ少し寝足りんなぁ…あーなぁなぁみてみぃ2人とも、向こうに大きい桜の木があるなぁ、可愛らしぃねぇ」
「んー肌寒いなぁ、体育館暖房きーてんのか?刻景ーお前の権力でちゃんとあっためといてくれよ?」
「そんな権力ないし、目立ってもいいならコートでもきとけよ…というかお前ら俺からはなれんなよ、登校初日から問題起こすなんて面倒ごと…、………おい、嘘だろ?」
ちら、と横を見れば自分を真ん中にして歩いていた友人達が忽然と姿を消していて刻景(トキカゲ)と呼ばれた少年は『勘弁してくれ』と頭を抱え、止まってる場合じゃないと走り出した。
ーーー……
入学式まであと30分…クレインは敷地内を見回りしていた
というのもこの学園は無駄に敷地が広く校舎が派手なので近所の子供達はお城だと勘違いしてしまうほどだ、たまに新入生が軽い気持ちで探索し玄関に戻ってこれなくなることがある
なので生徒会役員と一部の教師は迷子探しをするのが決まりだ。
キャアキャアとはしゃぎながら声をかけてくれる新入生や在校生にクレインは挨拶を返しながらも昼は賑わってるが今は人気のない中庭に足を運ぶ
すると1人の新入生らしき子の手を引き、にやにやと悪巧みをしようとしている4人組を見かけてしまい…やっぱり今年もあるのかとクレインはチッと舌打ちをして駆け寄った。
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