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「自分よりずっと体格のいい男たちに組み敷かれて抵抗できるわけないだろ!」
この話はもうおしまいだと歩き出そうとしたけれど…なぜかその子は立ち止まったまま動こうとしない、それどころか…
「あんなー?けんかなん?けんかはしたあかんで?みんな仲良くしな神様が悲しい思うんよ!…それでなー僕刻景のとこ戻りたいんよ、誰か連れてってくれへん?」
それを聞いてこの場にいた他の5人が呆然とする
4人は襲った相手に庇われて困惑している、脅されてかばってる様子はないことは明らかでクレインは言い返す言葉に迷う
「っ…とにかく、罰はちゃんと受けてもらうよ…さ、行こう…君名前は?クラスまで送っていくから」
本当は保健室に連れて行って休ませたいけれど、なぜか本人は襲われた後なのにあっけらかんとしているし友人のとこへ行きたいというならば一旦クラスまで連れて行きその場にいないなら一緒に探してあげるしかない
「…あんな、僕ー星川一琉(ホシカワイチル)いうんよ、お兄さん仲良くしてなぁ」
一琉は朗らかに微笑むと自分に伸ばされたクレインの手を何も疑いもせず握り返した。
ーーー……
(っくそ、体たっりぃな)
友成はギラギラと不機嫌そうに目をぎらつかせながら校内を歩いていた、友成も新入生の迷子を防ぐために校内の見回りを担当していたが今朝から体が熱くてたまらない
今日の夜は満月…友成は人狼の混種で人間より身体能力がぐんと優れているが満月が近づくと変身こそしないものの性欲が高まり普段より横暴になってしまう
今までこの体に困ったことはない、なんせ友成は背が高くがっしりと体を鍛えているワイルド系の美形で今だってその欲を発散させたいならスッと片手を伸ばすだけで誰でも喜んで彼に体を預ける体
けれど今は見回り中でサボりでもしたらクレインに怒られるうえに……
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