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「きゃあぁああっ!ゆーせーくんだっ!エッチしよ!エッチー!ねー保健室すぐそこだよー?」
「うっせぇ!ブス!触んなっ」
友成は面食いで自分の身体に手を伸ばしてくる男達の体を邪魔臭そうに払いしつこい相手は突き飛ばす
クレインがそばにいたならば友成は頭を叩かれて、転んだ相手に手を差し伸ばしフォローするだろう、いつもの自分ならここまで辛辣ではないけど今日はどうしてもイライラが止まらない
(くっそ、ヤりてぇのにブスばっかじゃねぇかっ!イリアのやつ今どこにいんだよ…あーセックスしてぇえっ!)
もう限界だ、このまま歩いていたらブスと過ちを犯しそうだ、そのくらいならひとまず自分で慰めようといまだ群がってくる男達を片手でなぎ払い友成は屋上へと走った
青空の下で自分のものを慰めるなんて格好悪すぎると苛立ちを露わにするように屋上へのドアを壊れる勢いで蹴り開けると…
「うっわ、うるさーびっくりした」
「……、……」
屋上には1人の美少年がフェンスにもたれて立っていた
大柄な友成とは30センチほど身長の差がある小柄な少年は風に揺れる黒髪を片手で抑え…今日の空のようにすんだ水色の瞳に友成の姿を映した後すぐにプイと顔をそらす
(刻景…はどうでもいいとして…一琉どこいったんだよ)
というかここからだと人は豆粒サイズだし…もし一琉が校内に入っていたらいくら外を眺めていても仕方ないし、ここからさがそうと思ったのは判断ミスだったなぁとため息をつく。
(……なんだよ、あいつ…)
はぁ、と友成が艶っぽい息を吐いた。
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