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「俺よりちっちゃかったもんな…でも悠君に会えたのは嬉しかった、高校入ってから全然会えなかったし…在刻さんにも近々あいたいな……っと、一琉?」
隣に座っていた一琉が眠たげに大きな欠伸をする、その目はとろんと半分閉じかけていて今にも眠りそうなので六花は肩を揺すって呼びかける
「おいまだあんまり食べてないだろ、もうちょっと食べろ!ってかここで寝るな!風呂も入れ!ほら、口あけろ!」
無理矢理一琉の口を開けサンドイッチを突っ込み咀嚼させる、少食というわけではないけれど眠気がまさってしまいもう食べたくなかった…でも言い訳をするのが面倒なので嫌々ながらそれを飲み込む
2人としてはもっと一琉の体に肉をつけたいけれど机に突っ伏して眠りだしそうな一琉に無理をさせるのは良くないと判断する
「一琉、風呂入っておいで、ちゃんと肩まで浸かってあったまってくるんだぞー」
「えー…1人で?みんなで入りたい…」
「広かったけど流石に3人はきついだろ、俺が食い終わるの待ってられるなら待っとけよ」
刻景の言葉に一琉は待つかどうか迷ったけど、やはり眠気には勝てずに椅子から降りてふらふらと歩いていく…
一琉の姿がリビングから消えると2人は今朝の話を始める
「やっぱり一琉には学校生活なんて難易度高かったんじゃないかー?とくにここは無駄にひろくてふらふらされたら見失うし…今からでも刻景の家帰せよ、遅かれ早かれヤられるって…」
料理なんて食べてる場合じゃないと六花はフォークをおろす、一琉が危ない目にあってたのに友成を小馬鹿にして遊んでいた自分に腹が立ってるようだ
それは刻景も同じでクレインがあの場にいなかったらと想像すればゾッとする
「家で過ごさせれば…そりゃ危険はないけど一琉のためにならないだろ、外の世界を自由に知ったあいつを閉じ込めるのは可哀想だしなにより大人しくこもってくれる気がしない、親も同じ考えだ…だから俺らがなるべく目光らせるしかないだろ」
というか気をつけるのはお前もだけどな、と一応付け足せばそれに関しては六花はツーンと知らんぷりをする。
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