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あまりに浴室が静かなことに気づいた六花が冗談で『一琉のやつ大浴場行ってたりして』といい『そこまで馬鹿じゃねーだろ』と刻景が鼻で笑いながらも一応確かめに行けば、一琉は馬鹿だったという結果に至った
今日1日で1番疲れたと刻景はこれからの学園生活に早速不安を募らせる
ーーー………
校舎から寮までの短い道のりをクレインと悠が並んで歩いていた
色んな後処理をしていたらすっかり暗くなってしまい、クレインが空を見上げれば綺麗な満月と沢山の星がまたたいていて明日もいい天気になるといいなぁと微笑んでいると隣から鼻歌が聞こえてきてご機嫌な悠にクレインはくすくすと笑う
「ご機嫌だな悠…あーそっか、今日は久しぶりに恋人に会える日だもんね」
「うんっ!そうだよ!結局春休み中も忙しいからって会えなかったし…今日は…へへっ、がんばろ…って、何言わせんだよクレインのばかー」
バシバシと背中を叩かれる
クレインは別に何も言わせるつもりはなかったので苦笑しながらも、街灯に照らされる悠はとてもいい笑顔で幸せそうなので叩かれっぱなしになっておく
「でもねー彼に会えるってだけでなくて久しぶりに刻景と六花に会えたのも嬉しかったんだよーしかも可愛い友達増えそうだし!」
「星川君ね…後の2人とは知り合いなのにあの子のことは知らなかったんだ?」
悠は刻景と六花と仲がいい、だから2人の友達の一琉とも絶対仲良くなろうと決めていた
可愛いだけでなく悠は活発的で人見知りもせず親しみやすい性格なので友人の輪が広い、そんな悠だから一琉ともすぐに仲良くなれるだろうとクレインは『がんばれ』というものの特に心配はしていない。
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