アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
.
-
「寮に入ってからほとんど家に帰ってないし…在刻と関係こじれたせいで落合の家にも顔出し辛くなったんだよーだからあの子が2人と仲良くなったのは1年以内なんだろうね…早く仲良くなりたいなぁ、クレインも仲良くなりたいだろ?すっごい可愛いし」
光に反射してきらきらと輝くプラチナ色の髪はふわふわと柔らかそうなくせ毛、神秘的な薄紫の瞳もどこか浮世離れした雰囲気の一琉をいっそう引き立てていた
肌は白く、ぷっくりとした唇はお化粧でもしてるのかと見紛うほどに綺麗な薄紅色をしていて…
大きな瞳はとろんと眠たげで話し方もゆったりとしていて癒されるし、常にニコニコとしていて人懐っこく色々と心配に思いながらも好感が持てた
「…そうだな、とても可愛い子だった」
「!……、…へぇ、おれが校内で『あの子可愛いね』って誰かを指差せば『この学園に通う子はみんな可愛いと思うよ』って後腐れないようなつまんない返事してくれるクレインがねぇ」
からかうように笑えばクレインはハッとしたあと『忘れて』と悠のおでこを軽く突く
けれど悠のいう通り誰か1人に対して特別な心証を抱いたのは入学してから初めてだった
今日は入学式があって気分が浮かれてるせいだと反省しながら寮に入る
今はまだ新入生歓迎会が食堂で行われているからかそれ以外は随分と静まっている
「食堂顔出してく?おれはさっきパン食べたからお腹すいてないけど」
「そうだな…あ、ちょっと待って」
ふいに談話室が目に入りクレインが足を止めたので悠もつられて足を止めそちらに目を向ける
その中では15人ほどの生徒が楽しそうに話をしていて大いに盛り上がっていた、悠は学園の生徒全員の顔と名前を覚えてないけどクレインはそうではなくすでに新入生の顔と名前も覚えている
「みて悠、新入生の子がもう先輩達と楽しそうに話してるよ…嬉しいな」
「へぇ…楽しそうだね」
(おれにはわからないけど…もしかしたら多種族同士も混ざってるのかな)
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
30 / 1090