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「ちょっと顔覗かせてもいい?」
「うん、おれもそれがいいと思う」
悠の許可がおり(おりなくても寄ってはいたけど)クレインと悠が談話室にはいると元々熱気があったその場はさらに熱が高まり一段と騒がしくなる
もともとみんななぜか顔が赤かったが今はもうリンゴのようだ、クレインはその理由がわからずみんな可愛いと微笑んでいるが中にはクレインより大柄な者もいてそれら纏めて可愛いと笑えるなんて大物だなと悠は呆れる
「こんばんは、みんなすごく楽しそうにしてたから気になったんだ、なんの話ししてたのかな?」
クレインが興味津々にたずねるとワイワイ騒がしかった談話室はピタリと静まりそれぞれが顔を見合わせて口を閉じる
できるならその話に混じりたかったクレインは自分が生徒会長という立場のせいで砕けた会話をするのを避けられてるんだとあからさまにしょんぼりとした、みんなの役に立ちたくてこの話をもらった時に喜んで引き受けたけれど後悔してしまいそうになる
まわりは麗しい生徒会長を寂しがらせたことに心が痛み次々と口を開いていく
「実はおれらさっきまで大浴場にいて…」
「!そうだったんだ、俺はあまり利用したことがないけどみんなでお風呂に入ると距離が縮まるよね、気持ちよくて心がリラックスしてるせいかあまり知らない人とでも会話が弾んだりして…割と友達作りに最適な場所だと思うよ」
だからみんな顔が赤かったのかと2人は納得する
新入生が広い浴室に興奮してはしゃいだあまり長湯して逆上せてしまったり鼻血を出したりと救護室が賑わうのもこの時期の恒例だ、けれど新入生だけでなく2年や3年まで逆上せてるのは珍しい
「電気風呂とか…学校の寮で入れると思わなかったし」
「露天風呂、いつか貸切状態ではいってみたいなぁ」
「俺は檜風呂がお気に入りなんです!」
「うんうん、大浴場はとくに手をかけてくれてるね、理事長がお風呂好きなこともあるからねーだから聞いたら喜ぶよー!なっ、悠」
「うん!伝えとくよっ」
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