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「なんかいいもん食ってんの?」
食いしん坊というか美味しいものに目がない六花が話に食いつく
自分がふった話に六花が興味を持つのは滅多になく友成はご機嫌に微笑む
「あぁ、昼になるとシェフがバイキング形式の食事を用意してくれるんだ、今日は中華だったな…なんだ六花は食べるのが好きなのか?いつも余って勿体無いから3人でこいよ」
そしたら毎日六花に会える…というか会いにきてくれる、そんなの幸せすぎると調子に乗った友成がやらしい手つきで腰を触ってきたので六花は椅子ごと横にズレる
「ま、機会があれば邪魔する、というか六花の機嫌次第だけど」
「よし!じゃあ連絡先交換しようぜ」
その誘いに反応を見せたのは刻景だけだった
六花は無視して一琉は携帯を持っていない、けど刻景はブレザーのポケットに入れている携帯がないことに気づく
「あ…俺…さっきの授業で化学室に携帯わすれてきた、ちょっと取ってくる」
『バカだー』と悪態をつく六花にうるさいと言って刻景は化学室へ走った
刻景が出て言ったのを見て六花は『こいつももうどっか行けばいいのに』と友成を見る
一方的に好意を寄せられるのは鬱陶しい、刻景は『変なやつらに付纏わられなくて楽だな』なんて言ってくるけど、その代わりに友成に想いを寄せてる者達から恨まれてるのに気づけないほどバカな六花じゃない
今はただ遠目から睨まれてるだけだけどいつか鬱陶しいことに巻き込まれそうで考えるだけで頭が痛くなる
「なっ!六花の連絡先も教えてくれよ!毎日電話するから」
「無駄な時間を過ごしたくない」
本当に鬱陶しい、誰か引き剥がしてくれないものかと六花はうんざりする
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