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「ま、それでも悪いとおもってるなら一琉に謝って、被害受けたのこいつだし」
言われて下を向けば湿った髪を指でいじる一琉と目があう、一琉も友成には怒っていないのかニコリと微笑んだので友成は湿った一琉の髪を大きな手でガシガシと撫でる
「悪かったな、怪我してねーか?」
「してんよー謝らんでえぇし、友成の手は大きくてあったかいなぁ」
可愛い奴めと友成はガシガシとさらに激しく頭を撫で回してくるので、ぐわんぐわんと一琉の頭が揺れて目を回しかけてるのに気づいた刻景は慌てて止めて一琉の背を撫でてあげた
「可愛いな一琉は、これから困ってることあったら何でも俺に言え、何たってお前は俺の愛する六花の友人だからな…あっ、安心しろ六花!1番可愛いのはおまえだ、六花も困った事があったら何でも言えよっ!」
「先輩に懐かれてるのが今1番の悩みだからな、ほらっ、さっさと教室戻れよ」
予鈴が鳴り始め六花はしっしっと友成を手で払う
友成は名残惜しそうに六花を見つめていたけど『不真面目な奴は嫌いだ』と六花に付け足されれば走って出て行った
六花はため息をついて一琉の前である自分の席に座る
「あいつ見る目ないよな」
「…おまえ顔だけはいいからな」
「おまえもな」
「僕は?」
「「一琉は顔も性格も可愛い」」
変なとこでハモってしまうと一琉もクラスメイトもくすくすと笑いだし、六花と刻景は笑いのネタになったのが面白くなくて軽く舌打ちをした。
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