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「先生っ!友達が体育の授業のサッカーで派手に転んでゴールに足ぶつけた!ヒビ入ったかも…身体中擦り傷だらけだし、運動場まで見に来てください!」
「!…それは大変だ…」
カーテン越しで会話を聞いていた一琉は保健医はすぐに駆けつけたいけど刻景に自分の事を頼まれて約束した事を気にしてるんだと察し体を起こす
「はよいったってー僕全然平気やし、運動場の子のが大変やろ?」
「…、一応外回り中のプレートかけておくけど、君は誰か来てものぞいちゃダメだからね……、すぐ応急処置の用意するよ」
それからすぐに慌ただしく保健医は呼びに来てくれた生徒と一緒に走って出ていった、一琉はベッドの中に潜り直しボーッと天上を眺める
「でも暇やなぁ」
ぽそっと心の声が外に出たと同時にベッドを囲んでいたカーテンが開けられた、一琉は驚きながらカーテンを開けた人物を見る
保健医が出ていったあと新たに誰かが入って来た様子はない、ということは隣のベッドに寝ていた人のはずだと一琉は体を起こし首をかしげる
「どうしたん?どっか具合悪くなった?でも僕…看病の仕方わからんし…先生戻ってくるん遅そうやしなぁ……、んっ…!」
「久しぶり、会いたかった」
そういうと男…小浜はベッドの上に乗り込んで来て一琉の肩を掴み押し倒した
久しぶりと言われても一琉に心当たりはなくて困っている、たかが風呂場で隣に座った男の顔なんて覚えてるはずがない…けど小浜はあの日からずっと一琉の事を忘れられなかった、クラスはつきとめたけどいつも友人と行動していて声をかけるにかけられなくて……。
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