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「2人ともいかんのー?僕お腹すいたー」
高級店かどうかなんてわからない一琉はお腹をおさえて刻景の服を引っ張る、友成も六花が肉を食べたいといったからここを選んだのに嬉しそうにしてもらえなくて困っている
「他の店がよかったか?行きつけでもあったのか?」
行きつけというかチェーン店というか…カルビ四百円ほどというか…とごにょる六花の前に刻景は出て素直に訳を話す
「俺ら金持ってないんだよ」
恥ずかしい断り方だったけど…よくよく考えれば普通の高校生が入れるような店じゃない、ここに通ってる友成がリッチなだけだ
友成はまさかそんなことで2人が悩んでたなんて気づけなくて驚いた
「は?…落合の家って金ねーのか?悠んとこは金持ちだからてっきり…」
「親がケチで小遣い少ないんだよ、それに悠君の家は元々金持ちでボランティアみたいなとこから始まってるけどうちはそうじゃねーし…だからもっと…安いとこいこうぜ」
といってもこの店が行きつけの友成にとって3人が行くような店だと舌に合わないだろう、でも友成なら六花さえいればどこにでも付いてきそうだ
「いや、気にすんなって…払うつもりで誘ったし、な?好きな奴の前で見栄張らさせてくれよ」
そう言われても甘えられる金額じゃないだろうと刻景は渋るけど、一琉はお腹が空いたとしょんぼりするし六花はそれならばと先を行くので4人は従業員の案内で個室に通された
ちなみに六花の隣は友成が座りたがったけど一琉が座らせられて友成は六花の向かいを確保した
外食といえばみんなでわいわいメニューをきめるのも楽しみの1つだけど、値段を知るのが怖くて六花と刻景がメニューを見ないので友成が1人でメニューを見ている。
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