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「よし六花!何が食いたい?遠慮すんなよ!」
六花に食事をご馳走できるのが嬉しいようで友成は楽しそうだけど、刻景にとっては何が楽しいのか理解できない…六花のことは大切な友人でよく知る相手だからこそ貢ごうとは思えない
「俺カルビとタン塩ーあ、海鮮食べたい!盛り合わせってある?あるならそれとー一琉はスープ好きだから卵スープ!それと、飲み物は俺はウーロン茶で一琉はオレンジ」
とりあえずそんだけといつも邪険にしてる相手に悪びれなく頼めば、友成は嫌な顔せずむしろワガママを聞けて嬉しそうだ
友成は従業員をよぶと六花の注文はもちろん、4人で食べきれるかどうかというほどの注文もしてくれるという太っ腹振りをみせた(六花に)
注文の品が来るまでの間に友成は気になっていたことを聞く
「にしてもすげぇ荷物だったな、買う物溜まってたのか?」
「あれ全部六花の、こいつ金遣い荒い上にストレスたまると物買って発散すんだよ…だから部屋は物で溢れてる」
六花の欠点を教えてガッカリさせようと思ったのに友成がガッカリなんてするはずもない
「そうか、じゃあ今度は俺誘えよ、車出させるし何でも買ってやるから」
デートに誘いやすい!と嬉しそうにしたので恋は盲目とはこのことなのかと刻景は微妙に応援したくなってきたけど、そんなの口に出したら六花と在刻に酷い目に遭わされそうなので絶対言えない
「先輩ってさー…貢ぎ体質って奴なの?損だからなおしたほうがいーよ」
「いや、そういうわけじゃねぇよ、誰かに何かしたいって思ったのはお前が初めてだしな…六花の喜ぶ顔が見たいんだよ」
恥ずかしがることなくくさいセリフを言われて、六花はハイハイと流して照れもせずにウーロン茶を飲んでいる。
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