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一琉は仮眠室で寝かされて、友成は音楽室の処理をクレインに指示されて今はいない
「イリア…なんであんなことしたんだ、落合君と上林君に謝りなさい、あとで星川君にも」
けれどイリアはプイッと顔を背け不満げに髪をいじる
『謝る』のは自分が悪い事をしたのを認める時だ、イリアは自分が悪い事をした自覚がないのでそう言われても従うわけがない
けどクレインに睨まれれば小さなイリアはさらに縮こまり口を開く
「ボク悪いことしてないもん、一琉ちゃんが栞くれたからお返しにボクの好きなものわけただけだよ?なんで怒られなくちゃいけないの?」
悪びれなくそう言ったので3人は呆気にとられる
「へぇ、悪いことしたって認めないつもり?イリアがそんな子だったなんてガッカリだな」
「だから悪いことしてないってば!もうやだっ!クレインうるさいっ!」
理不尽に怒られるのは嫌だと逃げ出そうとするイリアの腕をクレインが掴んで無理やりソファへ戻させる
イリアに本当に悪気がなく一琉を喜ばせたい一心であの場を作ったのなら話が難しくなる、まずイリアに悪い事をしたと認めさせないといけないのだけどイリアにとっての大切なものを否定して納得させるのは至難だ
ここはクレインに任せておこうと六花と刻景は目で会話をする
「星川君は喜んでた?ありがとうって笑ってくれたか?」
「いーたーい!はなしてよっ、ボク本当に怒られるようなことしてないって!一琉ちゃんだってボクのとこに来てくれたもんっ」
正直お礼は言われてないし、セックスに夢中で表情も見てないけどともにょもにょ小声で続ければ『聞こえないっ!』とクレインが叱る。
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