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「いや、一琉はあんたが襲われてると勘違いして止めに入っただけだ、どう見ても楽しんでるのに馬鹿なんだよ」
クレインが刻景をみればそう訂正されてイリアは動揺し、いっそう険しくなるクレインとは怖くて目を合わせようとしない
六花も先ほどクレインの怒りを間近で感じただけで寒気を覚えた、穏やかで気のいい王子様は生徒会役員の中では常識があるだけに苦労してそうだと思い込んでいたけど考えを改めようと思った
「なぁ…聞きそこねてたけどあの会長って結局なに?人間じゃないよな?」
「あー…俺も気になってた、今度兄貴に聞いてみる…混種ではないな、力が強すぎる」
混種や純種が五感で相手がどの種なのか確認することは容易くても人間がパッと見で別種を見極めるのは難しい、外見的な特徴がなければ不可能ともいわれてる…なので技術者達は相手の種族を見極める小型の道具を開発中だ
普通の人間より別種に対して対抗をつけている落合の人間は相手の力量を図り人間なのか混種なのか純種なのか見極めることができても、それが『何』なのかまではわからない
「いいかイリア、あの行為は…君にとって大切なことくらい俺はわかってる、だから校内で好きにしてもいいように風紀委員にもかけあったし理事長にも了承をもらった…俺もきちんと授業をうけるなら注意はしない……けど星川君は…人間にとっては楽しい行為じゃないんだ……知らない相手とああいう行為をするのは……わかった?」
「わかんないっ!!!」
1秒も考える暇もなくそういわれクレインは顔をひきつらせる
頭ごなしに叱るのは良くないのでとりあえずイリアのした事で一琉が怖い目にあったことさえ納得してくれたら二度とこの過ちを犯さないよう自ら反省させるよう厳しく、優しく説得していくつもりだったのに………。
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