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「そいつが一琉と仲良くしたかっただけで悪気がないっていうのは…見てれば分かったし、もう二度とあんなことしないって約束すれば今回は許す」
「てか風紀委員長って在刻さんなんだろ?あの人に悪さした別種引き渡すとか鬼畜だな、まぁ…一琉が怪我でもしてたら俺も賛成だけど」
クレインは少し間を置いた後……掴んでいたイリアの腕を離す
制服の下の細腕は赤くなっているだろう、イリアはぐしぐしと涙をぬぐいクレインと人一人分の距離をあける
「ボク…約束はできるよ、一琉ちゃんと楽しいことできないのは残念だけど、もうあんなことしない…だから一琉ちゃんとお友達でいてもいい?」
イリアと今後も友達でいるかは一琉が決めることだ、イリアと仲良くなることをきらきらした笑顔で喜んでいた一琉を知ってるから『ダメ!』なんて2人は言えない
そして一琉なら『ずっと友達ー』と答えるのも分かってる
「はぁ…ただ厄介な光景見ちまってるからな…あれは一琉には見せたくなかった」
刻景が渋い顔をして六花は頷く
すっかり悪者扱いされていたクレインだったけど2人が困ってるのを察してどうしたのかと心配になる
「あー…いっそ起きたらショックで今回のこと忘れてくんないかな」
(…?…そうか、あんな目にあってトラウマになったら男だらけのここでは生活しにくいか…)
六花のぼやきにクレインはそう解釈した後…心は痛むけど2人に1つの提案をする
「なら俺が…30分ほど星川君の記憶を消してみようか?…個人的には気がすすまないけど…それがあの子の為だと君達が判断するなら…」
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