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「うん、知ってる」
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https://shindanmaker.com/392860
臆病な自分が嫌だと、智洋は常々思っている。
千空が好きだと言ってくれるのに、いつも曖昧な返ししかできず、好きだとはっきり言うことができない。
「ふーん」
「それだけなの?」
嫌われたくなくて、おそるおそる千空にそんな自分のことを話した。薄い反応に不安になる。
千空は俺が好きと思ってなくてもいいのかな。
「それだけって?」
「嫌にならないのかなって」
「俺はお前のこと好きなのに?」
「でも、さ」
「智洋は声に出せないほど俺のことが好き、って思ってる」
だからうじうじ考えるな。
たんたんと告げる千空はいつもとかわらない。
「好き、です」
思わず溢れた告白。
自分の顔が赤くなっているのが分かるくらい、熱くなった。
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