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確信犯5 完結~二次創作弱虫ペダル小野田/金城目線
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でも結局、僕は総北を、みなさんをすきになってしまいました。
一緒に走れてうれしかった。
だから、もういいです。
あの日壊れた小野田君の心は、この歳月とみなさんの優しさで息を吹き返しました。
これしゃべり終わったら、僕は…ただのフィギュアに戻ります、けど、ぼくのからだはないから、消え…
小野田!
小野田君!!
小野田!!
その次に目を開いた少年は、俺たちが知ってる小野田坂道ではなかった。
すべての流れはあの“小野田”を通じて知ってはいたが、自分は部外者だと感じているようだった。
開口一番、彼はこう言った。
あ、あの。
みなさん優勝おめでとうございます。
***
三年全員と、寒咲さんで帰った。
みんな長いこと無言だったが、意見は一致していた。
アキバ帰りの中学生に絡むようなやつ、あの先輩だけっショ。
あんにゃろう!
でもそのおかげで、俺たちは今年…
運命は皮肉なものだな。
あとはみな終始無言だった。
部室の裏にフィギュアとやらの墓を作った。
時々一年が参っている。
完
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