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甘いお菓子 side:優 ※
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今日は荘が来るって言ってたから
早めに帰りたかったのに
時計を見ると8時過ぎ。
このぶんだと家に着くのは9時頃になるだろう。
まあ…今日は金曜日だし、
泊まらせても良いよな。
そんなことを考えながら家路につく。
ドアを開けると、
寝室の方から
荘の声がしてそっちに向かう。
部屋に近づくとその声が
泣き声であることに気付く。
部屋に入ると、ベッドの上で
苦しそうにしている荘が見えた。
急いでベッドの側に駆け寄る。
俺の存在に気付いた荘が
涙をためた瞳をこちらに向ける。
「ゆ、う…っ、うぅ…!」
俺の名前を呼んで
ぎゅっと袖を握り締める。
「荘…なんで泣いてるんだ?」
そう聞きながら
落ち着かせるように頭を撫でる。
「熱い、の…!
体、熱くて…じんじんするっ…」
一瞬熱か何かかと思ったけど
さっきから荘の口から漏れている声は
妙に艶めいていて、
まさか、と思って荘の下半身に手を伸ばす。
「えっ…あ、あぁ…っ、
やめ、優…!だめっ…」
少し触れただけなのに
荘の体は大袈裟に反応して
泣きながら甘い声を漏らす。
「…荘、もしかして何か飲まされたのか?
…薬とか」
「わかんない…っ、お菓子は、食べた…」
…お菓子?
荘の近くを見回すとベッドの
上に転がる小さな小瓶が目に入る。
「これ、どうしたんだ…?」
「…木崎に、お礼って言われて
もらった…とびっきり甘いお菓子って…」
その木崎ってやつに渡されて
気付かないまま飲んだのか…。
「ひくっ…優…熱いの、助けて…」
「ん…わかった。
ひとりで不安だったよな。
今楽にしてやるから…」
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