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どうか今だけは
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るすside
まふ君、やっぱり元気無いな〜
そりゃぁ、初デート断られて好きでもない奴と一緒に遊ぶとか…
今日は僕がまふ君を幸せにする…
ま「どこ行こっか…」
声も元気無いなぁ
る「どこ行きたい?」
ま「本当は水族館行く予定だったんだ…」
る「僕でも良かったら一緒に水族館行く?」
ま「ほんと!?」
ちょっとだけ幸せそうに笑うまふ君…今日だけでもその笑顔を僕のものにさせて…
る「なら行こっか(ニコッ」
ま「はい!」
ま「わぁ!綺麗!」
る「だね〜」
ま「でもあの魚…坂田に似てない?」
る「ほんとだwなんかちょっと赤くてお腹もおっきいw」
ま「だねww」
る「まふ君、ここにまふ君に似てる魚いるよー」
ま「え!?僕??」
る「ほら!こっち!」
ま「…これ僕??」
る「だって丸くてフワフワしてて白くてw」
ま「似てないよぉ〜!」
る「似てるよw」
ま「もー!w」
ま「楽しいね…」
まふ君…やっぱりそらるさんの方が良かったよね…
る「まふ君!一緒に写真撮ろ!」
ま「いいよ!」
パシャリ
ま「うわー!luz君が小顔過ぎてやばいんだけど!」
る「そんな事ないよw」
ま「あるんだもん!!」
まふ君が頬を膨らませている
やっぱり可愛いな〜
ま「あ!あのお店行ってみよ!」
る「うんいいよ!」
そこは色々な魚のぬいぐるみがあった
る「あー、これ可愛い!」
ま「こっちの方が可愛いよー!!」
まふ君が持ってきたぬいぐるみはイルカのぬいぐるみだった
る「ほんとだ!」
ま「可愛いな〜」
こんな可愛い笑顔を独り占め出来てるそらるさんが羨ましい…
る「なら僕が買ってあげるよ」
ま「そんな!ダメだよ!」
まふ君がびっくりしながら僕の腕を掴んでくる
る「いいよ、今日くらいは僕に頑張らせてよ」
ま「…ありがとう///」
る「うん!あ、そのキーホルダー可愛い」
まふ君の隣の棚にあったジンベイザメのキーホルダーを指した
ま「え?あ!これ?」
る「うん!それ、ペアにしようよ!」
ま「うん!」
ま「ありがとうluz君!」
まふ君はイルカのぬいぐるみを抱きしめて言った
る「いいよ」
そう言ってまふ君の頭を優しく撫でた
ま「もう夕方だね…」
寂しそうな顔をするまふ君を見ていてとても悲しくなる
る「ねぇ、まふ君」
ま「ん?なに?」
る「行きたい場所があるんだけど…いい?」
ま「うん!それで…どこなの?」
る「まぁまぁ!」
そして着いたのは景色の綺麗な丘だった
その丘から見える空は
オレンジ色に染まり始める青い空
る「僕ね、1人の時はいつもここに来てた。それで誰かに見せたかった場所なんだ」
ま「そっか…綺麗な場所だね」
る「うん…ここね、僕、1番初めに連れてくるのはまふ君って決めてたんだ」
まふ君がどうして?と僕を見つめる
る「大切な人にこれを見せたかったんだ。」
ま「そっか…」
る「僕は君が好きだよ」
まふ君が驚いた顔をしている
ま「…でも僕は……」
る「知ってる。君にはそらるさんがいるから…」
ま「luz君…」
る「僕はまふ君が好きだから…まふ君には無理して欲しくない。幸せになって欲しい。」
僕はまふ君を見つめた
る「無理しなくていいんだ。だから相談だってして欲しいし、いつだって話聞くから。僕が1番に飛んで行くからさ」
まふ君は目に涙を浮かべて首を振った
ま「…ごめんね」
る「僕、この恋は後悔してないよ。僕は君が好きだから」
ま「うん!」
る「そろそろ行こっか…」
ま「そうだね…」
帰りの電車…まふ君は寂しそうな顔をしていた
仕方ないか……
ーーーーーLINEーーーーー
luz「そらるさん」
そらる「何?」
luz「お仕事お疲れ様です。今日まふ君が泣いてましたよ。だから今日1日、僕がまふ君を貰いました」
luz「僕はなんにもしてないので安心してください。もうまふ君を1人にしないであげて下さい」
luz「もうまふ君は返します。相手の気持ちを考えて行動してください。次は絶対に貰いますから。」
はぁ…もういいかな
る「まふ君、そらるさん、心配してるから帰ろっか」
ま「そらるさんが…心配……?」
る「うん、だから帰ろ」
ま「うん!」
ま「luz君、今日は本当にありがとう!」
る「全然いいよ、僕も楽しかったし」
ま「それじゃぁばいばい!」
る「うん!」
まふ君…幸せになってね
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