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君のためだから
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そらるside
そ「先生…来たよ」
医者「いらっしゃい」
そ「結果出たんですよね…」
医者「うん。まぁ…心筋梗塞…ってやつだね」
そ「しんきんこうそく…???」
医者「まぁ…悪化すれば死に至る可能性がある。」
そ「…」
医者「吐き気、胸の痛みが止まらないなどあればスグに救急車を呼びなさい」
そ「…はい」
医者「心筋梗塞は…こんな歳ではならない病気だよ」
そ「そうなんですか?」
医者「男性でも45歳くらいからの方がやなりやすい病気。でもストレスや私生活によって変わる」
医者「これは本当に危ない病気でもある。それに君は喘息も持っていたはずだよ?」
そ「…え」
医者「なんで知ってるんだ?って顔をしてるけど全く覚えられていないのは悲しいなぁ」
そ「…??」
医者「君が学生時代の頃、君の事を良く診察していたよ?これで思い出すかな?」
そう言って白衣のポケットから1本のペンを取り出した
そ「…これは」
医者「そう、君が中学校の頃プレゼントしてくれたペンだ」
そ「…相澤…先生?」
医者「思い出してくれたね、大きくなったなぁ」
相澤先生はそう言って俺の頭をくしゃくしゃにした
そ「相澤先生…久しぶり」
医者「1週間前に会ったけどぉ?w」
そ「そうだねw」
医者「君もずいぶん大人になったね」
そ「はい、今ではもうしっかりとした大人です」
医者「そうだなwで?恋愛のほうはw」
そ「全然wちょっと焦ってますw」
医者「まだ20代は遊べばいいんだよw」
そ「はいw」
医者「で?喘息はどう?」
そ「喘息は…薬はいつも飲んでます。」
医者「そうか…薬のせいでもあるかもしれない」
そ「え?」
医者「喘息の薬は心臓に悪い…今の薬より少し弱いものだと厳しいか?」
そ「いえ…喘息はそこまで酷くないので大丈夫です。」
医者「分かった。なら喘息の薬を弱めてもらうか」
そ「はい…」
医者「どうした?そんなに俯いて」
そ「心臓の事…相方に言った方が良いのかなって」
医者「あのな…心配させるとかもうそういう事じゃないんだ。君の命がかかってるんだ」
そ「でも相澤先生…俺は…」
医者「考えてみなさい。君がいなくなったらまふまふ君はどうするんだい?1人になってしまうだろ」
そ「…」
医者「君が支えてあげるのだろう?だからこの心臓の事ははやく伝えた方がいい」
そ「そう…ですか」
医者「さて、今日はもう帰りなさい。長くいても患者の病気が移ってしまうよ?」
そ「…はい」
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