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君のためだから
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そらるside
はぁ…はぁ…辛い…
むり…はぁ…はぁ……
まふ……辛いよ
ーーーーーーーー
まふまふside
ま「あの!そらるさんは…」
看護師「あら!まふ君来てくれたのね、そらる君はまだ終わってないのよ」
ま「そうなんですね…」
看護師「きっと大丈夫よ、今はゆっくり休んでおきなさい」
ま「はい…ありがとうございます」
僕は待合室の椅子に座った
ま「そらるさん…」
僕は無意識にイヤリングを握っていた
僕はスマホを開き、Twitterを開くと
そらるさんが朝にツイートをしていた
そ「みなさん、今日は手術です。でも俺は大丈夫です。友達や、歌い手仲間、それにまふまふ。みんなが応援してくれて、本当に嬉しいです。久しぶりのツイートがこんなので申し訳ないです。では、手術、頑張ってきます!」
それにTwitterに「そらる手術」という言葉がトレンド入りしていて、みんながそらるさんへリプを送っていた
ま「そらるさん…みんな応援してますよ……」
すると回りがザワザワしてきた
ま「え…」
すると裏から看護師さんがきた
看護師「まふ君!手術終わったわよ!そらる君、まだ目は覚めてないけれど、手術成功よ!」
ま「嘘……」
僕は泣いた
看護師「まだ会うことは出来ないけれど、あと少し待ってね。1時間後には必ず会えるわ」
僕は泣いた
嬉しくて
ま「そらる…さん……そらるさぁん…」
看護師「良かったね。そらる君も頑張った!まふ君も頑張ったね」
看護師さんは僕を撫でてくれた
看護師「大丈夫よ。そらる君はもう大丈夫」
ま「はい…ありがとうございます…」
僕ははやくそらるさんの姿を見たかった
するとそらるさんの病室からあの名医者の先生が出てきた
医者「君がまふ君、かな?」
ま「あ…はい」
僕は涙を拭いて、顔をあげた
医者「そらる君は大丈夫だ。安心してくれ。さっき、そらる君が君の名前を呼んでいたよ。」
ま「…え?」
医者「あと30分位したら会いに行きなさい。起きていなかったら、起こしてはならないぞ。自然に起きてくるまで待つんだ」
ま「はい」
医者「そらる君に、お疲れ様と伝えておいて欲しい。では」
そう言って、お医者さんは看護師の方からコートを貰うと、帰っていった
看護師「あの人、怖そうに見えるでしょ?」
ま「あ…はい」
看護師「元はここの先生をしていたのだけれど…お父様がこんな病院より大きな所へ行きなさい。って言われたそうなのよ」
ま「そうなんですね」
看護師「とても優しい先生なのだけれど」
ま「僕も…そう思います」
その時、何故か、僕はそう思った。
笑顔で自信もって言えた
看護師「ん?それはどうして?」
ま「んー、秘密です」
僕は看護師さんに笑顔で言った
看護師「あら、それはずるいわよw」
ま「へへっ」
看護師「もうこんな時間ね。私はお仕事に戻るわね。あと少しでそらる君に会えるわよ」
ま「はい」
さっきまで曇っていた空が、一気に晴れていた
空も手術が成功して、喜んでいるみたい。
ま「へへっw」
僕の目にはもう、涙は無かったと思う。
ま「そらるさんの前では笑顔」
僕はひと休憩して、そらるさんの病室へと向かった
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