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蕾に口付けを…
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そらるside
今日は
俺の過去の話してあげる。
面白くないけどね。
俺の暇つぶしに付き合ってくれるよね
俺の仕事帰り。
車から降りると女がいた
女は俺のスーツのネクタイをキュッと締める
女「ねぇそらるぅ?今日はウチに来てって言ったじゃない」
酒臭い女が俺の腕に寄り添う
赤いリップに赤いのドレス。
この人はこんなことして楽しいだろうか
そ「俺今日無理だから」
すると女が赤いドレスをひらつかせ
俺の前へ立った
女「そらるぅ?そんな簡単に離さないで」
女は俺の肩に手を置き
俺に口付けしようとするが
俺はその女の肩を押した
そ「やめろ」
俺は女を睨む
女「あら、そんな事言うとお父様が怒るんじゃない?」
こいつが言うお父様は
俺の親父。そう、社長だ。
変に遊ぶから俺までに変な女が来る
そ「しるかそんなの」
すると女の赤い唇はニヤッと笑う
女「あぁら、じゃぁこの子はどうなってもいいのかしら」
女は1枚の写真を取り出す
そこには…
そ「…おいテメェ」
手足縛られているまふがいた
女「あらら、そんな表情すると可愛いお顔が台無しよ。大丈夫、この子は安全よ」
女は俺の頬を撫でる。
チビの癖に高いヒールなんか履いて
俺は偽物の花なんて要らねぇよ
そ「安全なわけねぇだろ」
すると女は赤い舌を出して
自分の唇をぺろっと舐める
女「なら私の方へおいで?そらる♡」
俺は本当にこの女が嫌いだ。
女は黒い微笑みを作り俺にそっと抱きつく
女「そうよ、可愛いじゃない。あなたは私のため生きればいいのよ」
この女は親父の浮気相手だ。
まぁ親父は沢山の女がいるが
この女は俺がお目当てらしい。
そのためには何でもする。
いくら自分が汚れても。
女「そらるぅ、その顔で私を苛めてよ」
女は俺の首に腕をかける
酒の匂い。甘い香水。
赤いリップに金のイヤリング。
宝石のネックレス。真っ赤なドレス。
金髪の髪。黒い笑顔。
他の男と遊べばいいのに
そ「これ以上は無理」
俺は女を突き放して歩き出した
女は俺のスーツのジャケットの袖を掴む
俺が振り向くと
女「待ちなさいよそらる。どうしてあなたは私に沈まないの…」
その顔は…1人の女だった
そ「それはあんたが1人の女だからだよ」
女は絶望したような顔で
地面に尻を付く
女「まって!そらる!」
俺は振り返り言う
そ「1人なのに沢山の男なんて要らないんだよ」
女の目には涙があった
俺は女の頭をそっと撫でた
俺はしゃがみこみ、女に聞いた
そ「まふはどこ」
女「…お店の地下……そらる…私を置いていかないで…」
女は俺に手を差し出す
俺はその手を引っ張り女の額に口付けをした。
女はびっくりした様子でこちらを見る
そ「もっといい男見つけろ。その赤いドレスが台無しだ」
俺は女の手を引っ張り立たせる
そ「甘い匂いさせてんじゃねーよ。俺はアイツのもんなの。」
俺は走り出す。
俺は口付けをした自分の唇を左の手の親指でサッと拭く。
俺は明るく装飾された店へと入る
店には親父と、その周りにいるたくさんの蕾(つぼみ)のままの女達
父「そらる、やっと来た。あの女はどこだ」
親父の手には酒と沢山の金
俺はこんな奴の子供なんて信じられねぇ
そ「そんなの知らねぇよ」
俺は親父のことなんか無視して
俺は店の奥の階段を使って地下へ降りた
そこには目隠しをされて椅子に縛り付けられているまふがいた
ま「そらる…さん」
俺が目隠しを取ろうとすると
まふはビクンと反応した
そ「大丈夫、俺だ」
目隠しをとるとまふは泣いていた
ま「そらるさん…」
まふは気を失った
安心したからだろうか
俺はまふをお姫様抱っこし
唇に口付けをした。
そ「まふ、帰ろ」
俺はネクタイを緩め
ジャケットをまふに被せた
1人で遊んでも最後には蕾で枯れてしまう
2人で愛し合ってる方が綺麗な赤い花が満開に咲いてくれる。
綺麗な花が咲くような男を見つけろ。
~END~
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