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あの星をもう1度… 3
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まふまふside
\ピピピピピピピピ/
アラームがなっているということは…
7時…課題はやっていない…
でも時間はないから仕方ないか…
僕は重いまぶたを開け、頑張ってベットから起きる。
僕の部屋は汚い…とか言うと思った!?
綺麗なんだなぁー!(昨日お姉ちゃんが掃除しました)
ま「お姉ちゃんに感謝だな!」
僕は腰に手を当て大きな声で言った
姉「あんた何いってんの?」
お姉ちゃんが扉からひょこっと顔をのぞかせる
お姉ちゃんは専門学生。
美容学校に通っていて、美容師になりたいそうだ。
身長は低めでお母さんに似ている。
アッシュグレーの髪色をしていて
お姉ちゃんは優しい!
でもすぐ怒る!
姉「まぁとにかく学校行ってくる〜」
姉ちゃんはリュックを背負い、両手に沢山の資料が入ったカバン。
美容学生も大変だなぁ…
僕はのろのろと階段を降り、リビングへと向かう。
ちびちびと朝ごはんを食べ、ココアを飲む。
そして制服に着替え、登校。
僕の家から高校は少し遠く、電車通学。
沢山の人混みの中、揺られている。
ほんのりと香水の匂いやタバコの匂い。
たまにシャンプーの匂いや柔軟剤の匂いがする時はアタリ!
この日は甘い匂いがしていて大好きな匂い…なのだけれど…
今僕は痴漢にあっております…
どうしよ…僕男なのに…
お尻を揉まれたり、太ももを撫でられたりされた。
すると後ろからボソボソと会話が聞こえる。
?「アンタ、そんなことしてたら警察呼ぶけど。」
本当に静かな声。
するとその男の手は止まった。
男「チッ」
僕が後ろを振り向くと、その男は黒髪の学生に止められており、不機嫌な顔をしながら電車を降りた。
この顔…どこかで…
僕は思い出せなかったけれど
ペコッと頭を下げた。
すると黒髪の人は少し顔が柔らかくなり、
僕の腕を掴んで引っ張る。
僕は助けてもらったからその人を信用することが出来た。
僕は引っ張られつつ、電車から降りる。
その駅は、高校から最寄り駅だった。
?「大丈夫?」
この低い声…この顔。
蒼夜さんだ。
ま「あ!大丈夫です!ありがとうございます」
僕はペコッと頭を下げる
そ「何かあるなら助けを呼ばないとダメだよ」
ま「はい…」
すると蒼夜さんはさっと手を離す。
そして僕の制服を見て少し驚いている。
そ「赤…1年生?」
蒼夜さんは僕のネクタイピンを指さす
ま「はい…あの…4組です」
そ「もしかして…白木さん?」
アレ…なんで知ってるんだろう
ま「はい…」
そ「そう、じゃぁ早く行こ」
蒼夜さんはまたパッと手を掴み、僕の手を引っ張る。
その後ろ姿は少し大人びていて…
とてもかっこよかった。
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