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あの星をもう1度… 17
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そらるside
俺が帰ろうとした時、まふが俺の袖を引っ張る。
振り返るとまふは俯いていた。
しんどいのだろうか
そ「どうしたの?俺はもう大丈夫だよ」
するとまふは耳を赤く染め、
ま「まだ…このまま…」
まふの表情は見れない。
そ「まふ?」
俺はまふに近づき、顔をクイッと上げると
まふは顔を赤く染め、目に涙を浮かべていた。
そ「え?どうしたの?」
するとまふは1粒の涙を流す。
ま「僕……そらる先輩が…」
俺はまふの頭をぐいっと引き寄せ、自分の胸の中に抑える。
まふは驚いた様子でいる。
そ「それ以上言うな…」
まふは俺の胸の中で泣いていた。
大きな声で泣いていた。
でも、まふがこの気持ちを抱いて
辛い思いしかしない事を知っている。
だからこそ…この気持ちは言っちゃダメだ。
ま「なん…で……」
まふは泣きながら俺に聞く
でも俺は何も答えられなかった。
こんな辛い思いをさせたのは俺だ。
だけど責任を取れない俺が憎い。
そ「ごめんな」
その一言でまふは余計泣いた。
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