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あの星をもう1度… 20
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まふまふside
そらる先輩はそっと唇を離す。
するとそらる先輩はふふっと笑う。
そ「ごめんね」
そう言って僕の目に溜まる涙を拭く。
僕はいつの間にか泣きそうになっていた。
これは悲しい涙ではない。
嬉し涙だって言いきれる。
ま「そらる先輩…僕…そらる先輩が好きです」
するとそらる先輩は僕の唇に人差し指で触れる。
そ「俺と付き合ってください」
そらる先輩は真剣な表情で言う。
僕はニコッと笑い、
ま「はい!」
と答えた。
するとそらる先輩も柔らかい笑顔へと変わる。
僕達はもう1度、満天の星空の中、口付けを交わす。
とても甘く、とても幸せだった。
そ「じゃぁ呼び方変えよっか」
そらる先輩がいきなり言う。
呼び方を変えるって言っても流石に"そらる"と呼び捨てには出来ない…
ま「じゃぁ…そらるさんで!」
そ「それじゃぁ一緒でしょw」
そらるさんはふふっと笑う。
ま「そらるさんの方がしっくり来ますよ!」
そ「じゃぁそれで良いよ」
そらるさんは僕の頭を撫でる。
今この瞬間はとても幸せだった。
こうして好きな人と手を繋ぎ空を眺める。
それはとても幸せな事。
この幸せをくれた神様は本当に意地悪だ。
本当に…意地悪だよ…。
僕はまた涙が流れる。
この時を止めてずっとこうしていたい。
ずっとそらるさんと一緒に星空を眺めていたい。
そう思えるほど今は幸せで、特別だった。
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