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あの星をもう1度… 32
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まふまふside
そらるさんは僕の隣に座り、僕の手をぎゅっと握る。
そしてそらるさんは学校に電話をした。
そ「先生…はい。…ごめんなさい。…はい。後は俺が付き添います。明日、欠席になると思います。勝手な行動申し訳ないです。では…失礼します。」
そらるさんは電話を切ると僕の方を見た。
そ「大丈夫だよ」
その声はとても安心した。
僕達は家に着くと、姉ちゃんはそらるさんに「ありがとうございます」と伝え
自分の部屋へと向かった。
ま「ごめんなさい…姉ちゃん…きっと僕よりも辛いと思うので…」
そ「ううん、お姉さんは悪くないよ。まふも家に入ろ」
そらるさんは僕を背負い、家の中へ入れてくれる。
そ「立派な家…」
僕達は一軒家に住んでいる。
そらるさんはマンションらしい。
ま「そんな事ない…ですよ」
僕達は家に入り、リビングへと向かう。
そこには転がっているお母さんのスマホ。
机から落ちて割れているお皿やコップ。
そして1つの手紙。
ピンクの花柄の封筒に入っている便箋。
僕は姉ちゃんを呼び、手紙を開く。
そこには2枚の便箋が入っていた。
僕は手紙を読んだ。
4月29日 とても暖かい晴れです。
この手紙、読んでいるのはまふゆかな。
お姉ちゃんは泣いているでしょ?
泣かなくていいのよ。
お母さんはあなた達のそばに居るわ。
あのね…お母さん、もうこの日が来たみたい。
あと数日でもう深い眠りに落ちているでしょう。
その時は、学校かな?
いってらっしゃいって言えたかしら。
言えなかったらごめんなさいね。
ここからは2人に伝えたい事があるの。
ふたりとも…思ったことあるでしょ?
"お父さんは?"って。
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