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あの星をもう1度… 65
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志麻side(珍しいよね〜)
志「センラさん。話さないとあかん事がある。」
するとセンラさんは首を傾げる。
志「ほんまに驚かんといて欲しいねん」
セ「大丈夫ですよ、何があってもセンラは志麻くんの隣ですから!」
センラさんは笑顔で俺にいう。
でも…その笑顔を今潰してしまうんだ。
本当に…自分が憎い。
こうやって今東京にいるのも、
すべて俺のせいなのに。
逃げているみたいだ。
するとセンラさんが俺の手を掴む。
セ「大丈夫ですよ、」
志「ごめんねセンラさん。辛いかもしれんけど…」
俺は一秒一秒がとても長く感じた。
周りのイルカ達もゆっくり泳いでいて、
全ての空間の時間がゆっくりになったみたいで。
時間が経つにつれて、俺の心臓はドクドクとよりいっそう音をあげる。
志「センラさん……俺な」
セ「…」
センラさんは少し怯えた様子でいる。
まるで3年前みたいだ。
俺はそっと口を開く。
それさえも怖くて、またセンラさんの悲しい顔を見なければならない。
でも…これが俺の役目だから。
今までセンラさんを振り回してしまった罪。
そして…今こうして同性愛としての相手と見てしまった罪。
俺はセンラさんの顔を見つめて言った。
志「俺…外国に行くわ」
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