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過去 颯星side
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俺は中学の頃は自分が1番強いと思い込んでいた…
理由は、俺は誰にも負けたことがないからだ
みんなから恐れられ、怖がられた…
でも俺は、ある情報を入手した…
─それが、『白猫の哀』を知った瞬間だった─
その話しをしてた奴によると、
白猫の哀は夜に出没して、
喧嘩を吹っかけて来る奴を
ボコボコにするという…
あと、弱いものをイジメてるやつを見つけては
ボコボコにして、イジメてた奴を
イジメられてた奴に謝らせるらしい…
でも、喧嘩をした後は必ず、誰であろうと
傷の手当てをしたらしい…
酷かった奴は病院へ連れて行き、
治療してもらったら、そのお金も払ったという噂だ
俺は、夜には出歩かないから
そいつを見たことはなかった…
夜に出歩かない理由は、妹が居るからだ…
まだ小学3年だったから、家に置いとくのは
悪いからだ…
親は居ないのかって?
居るけど、両親共に働いて居たから家に居るのは基本
俺と、妹だけだ…
でも、両親2人とも
有給をとって帰ってくる日があるから
俺はその日に、行くことにした…
両親には、学校に忘れものをしたから
取りに行くと言って、外に出た
両親は、一緒に行くと言ってくれたけど
俺は大丈夫と言って家を出た…
白猫の哀の特徴は、
猫耳のフードを被って尻尾もついている猫耳パーカーを
着ていて、オッドアイで
右が蒼色で左が赤色らしい…
金髪だそうだ
なぜ、白猫の哀と言う名前が付いたかと言うと、
雪のように白い肌に、オッドアイのアイをとって
白猫の哀という…
なぜ、哀と言う漢字なのかと言うと、
哀はかなしいとも書いて、その喧嘩する時の目は
苦しそうで、哀しそうだからだと言う…
でも、黒猫のオッドと呼ぶ奴も居る…
黒猫のオッドと付いたのは、
基本、黒色の猫耳パーカーを着ていて
哀があるからオッドがいいだろうと、言う理由らしい…
なんか、単純(°▽°)
颯「お〜い、白猫の哀!
どこにいるんだ!」
『白猫の哀って俺のこと?』
!?上から声が聞こえた…?
バッ
『ハロ〜!間違ってなければ
俺が白猫の哀だよ』ニコッ
確かにそいつの目はオッドアイだった……
しかも黒色の猫耳パーカーだし…
情報がしっかりし過ぎて逆に怖ぇ…
『お〜い!
聞こえてる〜?』
颯「聞こえている!
おい、白猫の哀!降りてきて俺と戦え!」
『最近の不良は口が悪い奴ばっかで
嫌になるな〜
ヨイショッ』
颯「俺と勝負だ!正々堂々、手加減なしだ!」
『そんな大きな声出さなくても、
聞こえてるよ〜』
こいつ、髪の毛まじで金髪だ…
綺麗な色だ…
目も、宝石みたいに輝いていて綺麗…
ハッ!
なに考えてんだよ、俺!
確かに綺麗だけど集中しないと!
『ねぇ〜、喧嘩しないの?』
颯「するに決まってるだろ!!」
『だよね〜』ニシシ
キュンッ
なに、キュンとしてんだよ!俺!
てゆうか、こいつほっそ…
身長も小さいし…
こいつ、ほんとに強いのか?
『君、失礼な事考えたでしょ?』
颯「考えてねーよ!
早く喧嘩しようぜ!」ニヤリッ
『その笑い方きもーい!
イケメンだから、許させるけどさ〜…』
イケメン…?俺が…
恥ずかしいことサラって言うじゃねーよ!/////
『アハハハッ!顔真っ赤〜!!』
颯「ッ〜///うるせぇ!!」
『ごめんごめんwww
じゃあ、喧嘩始めようか…』ニヤッ
ゾクッ
こいつ、一気に雰囲気変わった…
怖気づくな俺!
颯「いいぜ…
やろうじゃねぇ〜か」
『楽しませてね?』
颯「そっちこそ!」
『じゃあ、よ〜い…
スタート!!』
バッ
『ヨッと…』
バキッ
颯「グハッ」
『考える隙を与えずにもう1発!』
バキッ
ドカッ
ボキッ
颯「ぐっ…」
『え〜?もう終わり〜?
生意気言ってたのに、たいして楽しくなかった…』
颯「まだ…まだっ…だ…!」
『ダメだよ〜
君骨折れたでしょ〜?
これ以上怪我させて、死なれても困るし〜
でも、念のためもう1発』
パシン
颯「ッ〜!!!」
『ど?降参した?』
この俺が、こんなすぐに負けとるか…
ダッサ…
颯「も…降参だ…」
『分かった〜
じゃ、手当てしよっか!』ニコッ
颯「お…う」
噂…嘘じゃねぇんだ…
俺は、手当てしてもらった後
病院に連れて行ってもらって
病院代まで出してくれた…
俺は、お金は自分で出すって言ったけど
白猫の哀は、『俺が怪我させたから、俺が払う!』って
言ったからその言葉に甘えさせてもらった…
俺ん家までなんか車で運んで貰ったし…
白猫の哀って、金持ちなのか…?
あ!俺ん家は俺が道案内したからな!
白猫の哀が俺ん家知ってるわけねーし
『じゃ、またね〜』
颯「ありがとな!」
『ど〜いたしまして!』ニシシ
キュンッ
多分俺は、白猫の哀に恋に落ちたんだと思う…
あの後俺は、両親にこっぴどく怒られた
俺はそれから、毎日喧嘩することはなくなった
たまにはするけど…←
俺は、その後から白猫の哀には会っていない…
でも、また会いたい…
会えたら、俺のこの気持ちを伝えるだ!
颯星side終わり
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