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李虎の疑問 過去②
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それでいつの日か虎が聞いてきた
李「ねえねえ
━くんはさ、
なんで夏なのに長袖と長ズボンを履いてるの?
あと、フードも…
暑くないの?」
翔「ちょっと暑いかな…?」
李「じゃあさ!半袖来てきたら?
フードも外してさ!」
翔「それは…無理、かな?」
李「え〜!!
なんで〜??」
翔「俺、目の色が両方違うし
それに、傷…ハッ
半袖持ってないから!」
李「目の色両方とも違う…
半袖持ってない!?!?!?」
翔「う、うん」
李「僕の半袖あげるよ?
━くん細いから、僕が入らなくなったやつも
着れると思う!」
翔「いいよ〜!
俺なんかより、他の子にあげて〜!」
李「そっか…━くんがそういうなら…
ねえ…ほんとに目の色両方とも違うの?」
翔「うん…」
李「見してくれたり…する??」
虎は1人の俺に話しかけてくれるし、
仲良くしてくれるんだ…!!
虎なら…
でも、お母さんみたいな態度とられたら…
怖い…
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖いよ…
李「━くん…?」
翔「ハッ
ご、ごめん!」
虎なら…大丈夫だよ…!
きっと…!!
ほんとに?もし気持ち悪がられたら?
ッ…!
虎に限ってそんなこと…!!
そんなの分からないよ?
だって人は、
自分と違うものを拒絶する生き物なんだから…
違う!
違う違う違う違う!!
そんなの分からないよ!
たまたま…お母さんが…
いや!違う!もとはお父さんが悪いんだ!!
お父さんがあんな人じゃなかったから!!
もっと違う未来があったはずなんだ…
…確かにそうかもね
でも、この今が必要なのかもしれない
李「お〜〜い!!
━く〜〜ん!聞こえてる〜??」
翔「あっ!ごめん!
…いいよ!見せてあげる!」
李「ほんと!?」
翔「うん!」
お願い…どうか拒絶しないで…
怖がらないで…気持ち悪がらないで…
お願い!!
李「わあ〜〜!!綺麗な目!!」
翔「えっ…?」
李「おお〜!宝石みたいにキラキラ輝いてる!!」
翔「初めてそんなこと言われた…」
李「そうなの!?
あ!━くんがずっとフード被ってるからでしょ〜!」
翔「確かに…
フード被ってたら、目見えないもんね…!」
李「うん!!
あれ?泣いてるの…?」
翔「グスッ…
泣いてないよ…!」
李「ほんと〜?」
翔「ほんとだよ〜!」
李「でも、鼻赤いよ…?」
ドキッ
翔「…鼻がいきなりツーンってしたから…!」
李「そっか!」
翔「うん!!」
李「じゃ、また明日〜〜!!」
翔「うん!!(´∀`*)ノシ バイバ~イ!」
李「…///
うん…!ばいばい!!」
良かった!
受け止められた…
嬉しい…!
やっぱり世界には、色んな人がいるな〜〜!
えへへ♪
今日の出来事は一生の思い出だ…!!
いや…李虎と出会って遊んだの
ぜ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んぶ!!
一生の思い出だ!!!
〜過去編終わり〜
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