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月side
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僕は昔から、人と喋るのが苦手だった…
だから、どうしても所々聞こえなくて
親にも、同級生にも『その喋り方うざい』
『はっきり喋れ』など、よく言われた…
最初は、瑞に興味はなかった…
だけど、瑞は俺の言ってる事を、
全部聞き取ってくれた
俺がなにを言ってるのか分かってくれた
それが嬉しくて、瑞の事を恋愛感情で好きだ
と思ってた…
けど違った…親衛隊の人達も、
僕の言葉を分かってくれてた…
なのに、それが何故か当たり前だと思ってしまった…
心の中では、
親衛隊だから当たり前だ、と思ってたのだろうか…
でも、親衛隊の子も僕の頑張りを分かってくれなかった…
こんなの、僕のわがままだって分かってるけど
誰かに…1人だけでいいんだ…
この頑張りを分かって欲しかった…!!
それで、如月君は言ってくれた…
『書記さんも、頑張ってるんだろ?』
僕が、頑張ってるって事を分かってくれた…
それに、如月君は真っ直ぐだ…
その瞬間、僕は如月君に恋をしたんだ…
なのに、僕は如月君に嫌な事ばかり言ってた…
謝りたい…
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