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溢れてきた気持ちに、
我慢できず中井君を引き寄せる。
「わ…っ、先生?」
「俺も、中井君のこと好きだよ。
…俺と、付き合ってくれる…?」
中井君を抱き締めたまま
気持ちを言葉にすると、
中井君が何も言わずにぎゅっと抱きつく。
というか、言えないのかな。
ひっく、と小さく聞こえた声に、
中井君の頭を優しく撫でる。
ポロポロと涙を溢す中井君はとても綺麗だ。
「先生、すき…大好き」
「うん…」
へへ、とはにかみながら好き、
と呟く中井君がすごく可愛い。
「…先生、俺と先生って恋人なんだよね?
…じゃあさ、
俺のこと、名前で呼んでほしい…」
「…友?」
「…っ、うん…」
少し恥ずかしそうに返事をする。
その瞳は本当に嬉しそうで、
思わずキスしそうになる。
「…え?」
一瞬固まった友に我に返る。
可愛いからって
いきなりキスしちゃダメだよな。
「ごめん…」
「…かったのに、」
小さく震えながら
友がこっちを見る。
「…してほしかった、です」
「え…」
驚いて声を出さない俺に
友が顔を真っ赤にする。
「…友、していい?」
こくっと頷いた友の唇にキスする。
ちゅっと唇が離れる。
友の顔を見るとさっきより赤くなっていた。
「キスって、恥ずかしい…」
頬を赤くして呟く。
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